文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大
佐賀県杵島郡白石町大字福吉2070-2
2022.04.26

近視について⑦(予防:近視は眼の生活習慣病)

こんにちは! 三根正です。
4月に入り、学校検診での視力低下を指摘されて、受診されるお子様が増えました。
近視の原因として60~70%は遺伝が関係するのですが、以前書いたように、近視の子供はここ30年間で約10%増えています。手元を見る「近業」の時間が増えると、明らかに近視の増加につながってしまうのです。

そしてコロナ禍となってから、外出自粛やオンライン授業の影響で、この2年間で近視進行が更に10%早まっているという報告があります。
近視で眼鏡やコンタクトレンズを使用している親御様達の多くが、子供達が自分より小さい年齢から視力が低下している事を感じていると思います。

強度近視となると眼球自体の変形が強くなり、大人になってから緑内障や網膜剥離などを発症するリスクが数倍に上がるため、子供たちの眼を守る事は、日本全体にとっても必要不可欠な課題なのです。
近視を全て予防する事はできませんが、いわゆる「メタボ」のように、「近視は眼の生活習慣病」だとも表現されるようになってきました。

一般的に20歳頃まで近視が進行しやすいため、特に就学前~小学校低学年から近視が始まると、強度近視までなってしまう可能性が高いです。
以前のブログで書いている「3つの20」を使った目の休憩や、少しでも見る距離を離したり、十分な明るさを保つ工夫を、ぜひ意識していただくようお願いしています。

また、低濃度アトロピン点眼は、より低年齢で開始した方が予防効果が高いため、当院で扱っているマイオピン点眼についても、いつでもご相談下さい。

私自身も中等度の近視があるため、親御様には「何とか自分達より強い近眼にならないように、頑張っていきましょう」とご説明しています。
生活習慣の工夫について、実際の例もお話しさせていただきますので、子供の近視について気になる事があれば、いつでもご相談ください。