文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大
佐賀県杵島郡白石町大字福吉2070-2
2021.10.27

近視について④(予防:目の休憩のコツは「3つの20」)

こんにちは! 三根正です。
今回は、スマホなどを見る時間と、休憩の仕方について書きます。

スマホやタブレットなどを見ている時間は「スクリーンタイム」と呼ばれており、1日1時間以上使用している小児は、近視リスクが2.5倍高い事が分かっています。
台湾では2015年から小児のスクリーンタイムを規制する法案を可決しており、世界保健機構(WHO)や世界各国も、同様の取組みを始めています。

就学前は、スマホ動画を多くても1日1時間までに抑えましょう。
ただオンライン授業の普及もあり、就学後は1日の総時間を抑えるのが困難となっています。
その中でも注意したいのは、近業を連続して長時間行ってしまう事です。
30分以上連続した近業ではリスクが高い事が、以前から多数の報告で分かっています。特に就学後のアンケート調査では、総時間数よりも連続時間の方が、近視との関連が強い傾向があります。

スマホと比較して学校の授業では、机の教科書やノートを見て近業になる一方で、数m以上離れた黒板にも頻繁に目を向けるため、近業の連続とはなりにくいのです。
ただ、オンライン授業だと、手元のノートと数十cmしか離れていないスクリーンのみを常に見るため、近視進行リスクが上がってしまいます。
オンライン授業も、なるべくテレビ画面に接続するなど、視距離をキープする事が望ましいです。

では、家での生活では、どのように目の休憩をすれば良いのでしょうか。
私も子供の頃に「ゲームを1時間したら、10分は遠くを見て休みましょう」と言われましたが、とても守れませんでした。そもそも遠くをボーっと見ておくのは、かなり苦痛だと思います。
現在では、休憩はもっと短時間で良いので、頻繁に目を画面から外す事が望ましいと言われています。

今年1月にNHKスペシャルで放送された
「わたしたちの“目”が危ない 超近視時代サバイバル」
(取材協力 日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会) で提唱されていた、
「3つの20」が非常に分かりやすかったため、紹介させていただきます。

「3つの20」
20分間ゲーム・スマホを見たら、
20秒間、
20フィート(約6m)以上離れた所を見ましょう!!

日本人にとって20フィートは、ややなじみが薄いですが、リビングや食卓からキッチンで料理するお母さんなどと考えると良いでしょう。
何より20秒の休憩なら、子供にも許容しやすいと思います。

総合して私がおススメしているのが、特に近視が進行しやすい小学校低学年において、
子供部屋ではなく、リビングなどでゲーム・スマホ動画を許可する方法です。
視距離などをキープ出来ているか観察してあげて、時折話しかけた際には、少しでよいから画面をポーズして、お互いの目を見てお話する事です。
これだけでも約束できれば、親側の意識で、極端な近業の連続はかなり予防できると考えます。